40分で車検が終わる!早い車検
車検を業者に依頼すると車を預かってもらって何時間も待たされたり、翌日以降に返却されたりする場合がよくあります。しかし、早い車検として40分や1時間で終わるものも登場してきました。これは本当に安心して依頼できるものなのでしょうか。
早い車検の特徴を理解
車検には何時間あるいは何日もかかるということはありません。法律で定められている検査項目をクリアしているかどうかを判断するだけであればそれほど時間がかからないのが事実です。ユーザー車検が車検場でよく実施されているのは、車を持ち込んでその場で点検を行い、検査をクリアしているかどうかを素人であっても判断できるからに他なりません。早い車検ではプロによってそのような点検が行われているため、スピーディーに行えば40分や1時間で実施できるようになっています。車検に通るような車の状態であるかどうかを判断し、合格の事実を明確にするようにしているのが早い車検の特徴であり、早いものほどそれ以上の整備はしていないと理解しましょう。
早い車検の魅力と留意点
早い車検は短時間で車検を通せるのが魅力であり、費用も比較的安くなっているでしょう。しかし、留意しておかなければならないのが点検しか行われていない場合が多い点です。整備に関しては簡単に行えるもののみになっていて、とりあえず今は車検を通るから大丈夫という範囲に留められていると考えましょう。ディーラーや車検専門店で車検を実施したときには整備を徹底して行ってくれているため、少なくともこれから二年間は安心して乗れるようにしてくれているはずです。しかし、その配慮を十分にはせずにスピードを重視して行っているのが早い車検であり、次の車検までの間に不具合が生じてきてしまうリスクがあると留意して利用する必要があります。
使い分けをするのが大切
車検は通さなければその車に乗れなくなってしまいます。忙しかったり、連日のように車に乗っていたりするとなかなか車検をする時間が取れない場合もあるでしょう。そのときに早い車検を利用してまず車検を通してしまうというのは賢い方法です。しかし、その時点では完璧な状態にはなっていないかもしれないという気持ちを持って、時間があったときにディーラーに相談して整備をしてもらうと良いでしょう。別の利用方法として他の車検と交互に行うというものもあります。今回は早い車検で済ませてしまい、次回はきちんと整備もしてもらうためにディーラーや車検専門店に依頼して車検を通すようにすれば車の状態を比較的良好に保てるようになるでしょう。